contrapunctusのブログ

思ったことを書きたいが故の限定公開。

9.03

午後、一人でふらっと丸の内に出かけた。去年の夏休みに無気力の中散々訪れていたGARBでふわふわなケーキもどき及びホットのラテを注文、かつて存在していたセットがなくなっていて費用が想定より余計嵩んだし、思い出の反芻を現実的に行ったものの、思い出の持っている不可逆性の魅力やノスタルジーに固有の何とも言えない感覚を味わうことはなかった。

結局、思い出となることなど初めから思いもしなかった行為や出来事が時間が経つとともに特有の象徴的機能を帯び、それがノスタルジーの源泉となるのだろう。現実において思い出を反復することで認知的享楽に到達しうるのは、それが友人といる場合に限ると考えられる。